2017年12月12日
お葬式がお彼岸の期間に被った場合
通夜や葬儀に告別式を行い日程に関しては、遺族や親族をはじめとして、参列者の親族などの事情も含めて、斎場などの休日や僧侶の都合も合わせて決めることができます。友引や三が日は公休日の火葬場がほとんどですので、こうした日程で告別式を行うことはあまりないものの、お彼岸やお盆を避けて通夜やお葬式をするという事はほとんどないです。
お彼岸は日本特有のものですが、期間としては春は毎年3月に入って訪れる春分の日を挟み、前後3日の7日間であり、秋は9月の秋分の日をはさみ前後3日のおよそ1週間になります。この日を迎えるにあたりお仏壇や仏具の掃除をしたり、お墓の掃除を行ったり、供花などのお供えの準備が必要です。
お供えをするものに関してはお菓子や果物をはじめ、食事は肉や魚など命あるものは避けて、精進料理をお供えします。この時にあんこのついたお餅が登場をしますが、春と秋では呼び名が異なり、牡丹の花が美しい春の花にちなんで、春の場合は牡丹餅です。秋になったら同じようにあんこのついたお餅は、萩の花にちなんで呼び方が変わるので、秋はおはぎと言います。御香典は現金を包みますが、お線香を届けたことに由来しており、お墓参りができないときなどは、お線香を届けることです。お墓は普段はあまり意識はしないものの、家族で代々守っていくべきであり、お墓参りはできるだけ家族で出かけます。親が先祖に対して敬いの姿勢を見せ津ことで、子供や孫にまで先祖を大切にする姿は受け継がれていきますし、日本の美しい在り方です。