2018年04月16日
社葬の社会的な意義と社内に向けての意義
社葬とは告別式を法人などが主体に行う行事です。これは亡くなった役員などのための儀式であると同時に、主宰する法人などの広報活動の一つの方法とも言えます。目的としては主宰する法人などとの関係では様々な側面があります。
まずは、亡くなった役員などの親族との関係です。これは一般的な告別式と同じです。次に法人の従業員などとの関係です。亡くなった役員などの感謝や悲しみを示し改めて一致団結を誓い合う場と考えられます。広報活動としては取引先などとの関係です。
主宰する法人などとの関係を再認識してもらう場と言えるでしょう。これと同じ意味で株主との関係もあります。各々、目的は違っても、一つの行事に集約されることに大きな意義があります。ですから亡くなった役員など法人などに功労のあった人を会社が執り行うので、規模が大きいと同時に式には十分な準備が必要です。
誰に出席してもらうか、だれに弔辞などを依頼するかなどに細心の注意が必要です。親族を含め社内の関係者に関しては、社員が役員を亡くしても、その後も法人などが従業員によって盛り上げられてゆく機会と言えます。つまり、組織の重要な人物を亡くしても、それまで以上に事業を盛り上げる必要があります。取引先や株主に対しては、重要な役員が亡くなっても法人などは揺るがないことを強調する必要があります。法人などを取り巻く社会においての立場の重要性を再認識してもらうということです。このように社葬は、主宰する法人などの組織内部と組織外部に同時に法人などが今まで以上に発展してゆこうとする姿勢を確認し、その様子を見てもらうという意義があります。