2018年06月25日
さまざまな宗教における葬儀のやり方
日本で行われる葬儀は仏教式がほとんどだと言えますが、場合によっては神式やキリスト教式といった異なる宗教のものに参加しなければならないこともあるため、そのやり方について知っておきましょう。まず仏教式は、僧侶がお経を読むというのが特徴的であり、参列者は、お香を炉にくべるという焼香を行う習わしがあります。
時間としては1時間程度かけて行われるのが一般的でしょう。持参するものは、数珠と香典になりますが、香典袋は白黒の水引がついたものを使い、表書きは「御霊前」などと書きます。次に神式は、神道の考え方に則って行われるものであり、榊の枝で作られた玉串を神に捧げるという玉串奉奠が行われるのが特徴です。
時間としては40分程度だとされ、参列者は仏教式と違って数珠を用意する必要はありません。香典袋は白黒の水引のものに「御玉串料」と書きますが、仏教式で使われる蓮の花が描かれたものは使わないようにしましょう。
さらにキリスト教式は、参加者が聖歌の合唱や献花をすることになりますが、聖歌は歌えなくても特に問題ありません。式の時間としては30〜40分程度だと言われています。また香典袋については、仏教式のような水引の付いていない無地のものか、十字架などが描かれたものを使用し「御花料」などと書きます。