2016年11月10日
葬儀は何のために行うのか知っておく
葬儀は故人を見送る儀式ですが、故人のためだけではありません。遺された遺族のために執り行うものだと考えられています。それは故人に対する未練を断ち切る、亡くなったという現実を受け入れるために執り行うという意味合いもあります。故人のことを忘れることはできませんが、それでも前を向いて生きていかなければいけません。
遺された人たちが前向きに生きていく決心をするために葬儀を執り行うということがあります。中には一切の儀式を行わないという人もいます。直接火葬をする、直葬を行った遺族は故人がいないという実感がないという人が多いそうです。いつまでも悲しみの中にいて、前向きになれないということがあります。
そうならないためにもキチンとした儀式として、またけじめをつけるためにも葬儀は執り行ったほうがよいとされています。