2019年06月22日
疲れを最小限に抑える対策が一番
葬儀を行うにはそれを行う場所つまり斎場が必要です。昔は自宅でやっていましたが、今では狭いとか近所迷惑対策などの理由で葬儀社の会場が主流になりました。さてその斎場の選び方はご遺族の自由なのですが、それを理想的に選ぶのであれば極力自宅の近くを選ぶことです。
一番安いが遠いというのは理想的な選び方ではありません。というのは葬儀というのは時間が進行していくにつれて見えない疲労がだんだんと襲ってきます。その疲労を抑えるためには移動の時間と手間を最小限に省くことです。
というのは葬儀を行うためにはいろんなアイテムを持参することが要求されます。お金も喪服など衣装もメモや遺影写真など数え上げたらキリがありません。それらを持参し忘れても近いとすぐに取りに戻れる余裕を持たせることができます。
また通夜の後の告別式は翌日ですが、葬儀社では極力自宅へ戻って休んでくれることを推奨しています。斎場内でもその気になれば控室で寝ることもできなくはないですが、ほとんどまともに休めないままで朝が来ることになってしまいかねません。なお棺桶の前で一晩中線香の火を絶やすなという言い伝えがありますが、これは消防法で禁止されまして、火の形をした電気ろうそくで代用となりました。葬儀社スタッフが家に帰って休んでくださいというのは、電気ろうそくで寝ずの番をしなくてもいいのも理由の1つとなっています。