2019年12月26日
納棺の儀式は基本プランが存在している
葬儀の告知をしてから、通夜の前には故人の遺体を納棺しますが、葬儀社あるいは納棺師が行ってくれます。一般的な流れは、まず、遺体を白装束や用意した衣服に着替えさせます。経帷子や天冠、手甲をつけてわらじを履かせ、頭陀袋などを持たせます。
もちろん、故人が愛用していた服を着せることも可能です。その後、遺族が遺体を棺に納め、故人の愛用品などを入れます。神式の場合には、遺体を納め、周りを生花で飾り、白布で覆います。出棺までは1日2回常饌や生饌を供え、拝礼をします。
また、キリスト教式の場合には、遺体に聖水を注いだり、棺に生花や十字架などを入れたりします。ちなみに遺品入れでは、燃やすと汚染物質が出る可能性があるものなどは棺に入れられないことになっています。どうしても入れたいものがあれば、骨壺やお墓に納めます。
お骨が汚れてしまう可能性のある口紅であったり、化粧品、メガネなどは入れることができません。ちなみに、最近では遺体専用の衣服の需要が増えていて、生前注文することも少なくない話です。着替えさせやすく、色やデザインも選べるために、死化粧をはじめ、男性よりも女性(故人)の最期の美のために利用しているようです。