2020年03月13日
納棺は姿を見られる最後の場面です
納棺ではお通夜前に故人の身なりを整え、愛用していた物たちを棺へ納めます。故人には死化粧を施して死装束を着せて身支度をします。男性の場合は髭を剃って、女性は薄化粧や口紅を施します。他にも爪や髪の毛を整えます。
行う日時に決まっていませんので事前に葬儀屋の方と相談して決めることになります。入れて良いものですが何でもいいわけではありません。可燃性で有毒ガスを発生させないことが条件となります。また、水分の多いものやぬいぐるみなどの繊維製品も燃焼の妨げになります。
せっかく持参しても持って帰ることにならないために事前に確認しておきましょう。納棺のときに写真を棺に入れることはOKとなります。しかし、現在も生きている方が写っている写真はやめてください。生きている方が写っている写真を火葬してしまうと、一緒にあの世に連れて行かれるという迷信があるためです。
迷信とはいえ、気を付けて写真を選ぶようにしましょう。納棺式の際の服装は喪服でも普段着でも構いません。どちらかを着用しないといけないという決まりはないそうです。服装に関しては行う地域性によります。地域によっては喪服か私服の着用どちらかが常識とされる地域もあります。もしわからなくなった場合は葬儀会社へ問合せると良いでしょう。