2022年03月21日
1日葬を選ぶ際に把握しておく事が重要な注意点
葬儀と聞くと一般葬や家族葬のように、通夜と告別式を2日間に分けて執り行う式になります。2日間に分けて行う事で、中に負担になってしまう人も多くいます。ただしより負担を抑えた式を希望する遺族にとって、1日葬を選ぶ傾向も増えてきています。
1日葬であれば時間だけでなく体力面でも負担も抑える事ができるので、多くのメリットがある事がわかります。ただしメリットだけでなく1日の葬式にするからこそ、把握しておくべき注意点があります。まず葬式自体を2日間に分けて行う理由として、仏教では供養の意味が含まれています。
そのため菩提寺がある場合、1日葬の許可が下りない場合があります。それでも1日葬を希望する場合は、菩提寺の許可を得る必要がありしっかり説明する事が必要です。同じように参列者側の中には、葬式を1日にすませてしまうことに嫌悪感を感じる人もいます。
日本独特の葬式の形を変えてしまう事は良くないと、反対される可能性も多いです。その際もしっかり説明を行い、1日葬を行うのを納得してもらう必要があります。また1日に葬式をまとめてしまう事で都合がつかず、参列できなかった人が後日弔問客として訪れる可能性も想定出来ます。そのため遺族にとっては葬式後も、弔問客への対応が増える可能性を考慮する必要があります。