2022年05月25日
知っておきたい社葬に関する基礎知識
その会社で大きな功績を残した人が亡くなったときには、社葬がおこなわれることがあります。具体的には創業者や、経営陣などといった人が亡くなった場合に行われることが多いようです。会社が施主となり葬儀の運営を行うほか、費用も負担をするのが特徴です。
喪主は会社ではなく、一般的な個人の葬儀の場合と同様に遺族になります。関係者を大勢招き、大きな規模で行われている会社をあげての葬儀には葬儀委員長が立てられます。一般的に葬儀委員長になるのは、その会社の社長や重役です。
社葬は規模が大きいため、一般的な葬儀と異なり準備にもより長い日数が必要となりがちです。そのようなことから、一般的にはおこなわれる時には既に火葬は済ませてしまっています。故人が亡くなった後、まずは遺族主催の密葬がおこなわれます。
それからタイミングをみて、会社をあげての葬儀をするという流れです。社葬をするタイミングは、大抵の場合故人が亡くなってから1か月から2か月くらいまでとなっています。四十九日までの間に行うのが目安です。火葬は済ませて、主に宗教儀礼をおこなう葬儀とはいえ、会葬者が多く会場も広いところが必要になるものであるため費用も一般葬より高くなります。