2022年12月18日
お焼香に関する基本的な手順を詳しく解説
仏式の葬儀に参列したら必ず行うことになるのが、焼香。故人や仏に向けて香を焚き拝むことによって自らを清めて清浄な心でお参りするという意味があり、仏教における供養の一つとされる大変重要な意味を持つ行為なのですが、普段なかなか行う機会がないため、いまいち手順が分からないという方は少なくありません。
いざ焼香を行う時にスムーズに出来るように、基本的なやり方を事前に把握しておくことが大切です。基本的な流れとしては、自分の番が回ってきて香炉台の手前まで来たらまず立ち止まり、ご遺族に一礼してから祭壇の方を向いて香炉台までもう一歩進みます。
その後遺影に向けて一礼してからまた進み、香炉台に置かれている抹香を右手の親指と人差し指、中指の3本でつまみとります。つまんだ抹香を額に押しいただき、香炉へくべ終えます。それが済んだら遺影に向けて合掌して一礼してから一歩下り、再び遺族に一礼したのち自分の席に戻るという手順です。
仏教には真言宗や浄土真宗などの様々な宗派があり、抹香を押しいただく回数などはそれぞれの宗派によって異なる場合があります。もし参列する葬儀に特定の回数が決められている場合はそれに従うべきではありますが、そうでない場合には最も一般的である1回もしくは3回焼香を行うか、自分が属する宗派の作法で行っても問題ありません。