2023年01月04日
直葬には忘れてはいけない配慮があります
直葬とは、通夜や告別式を行わずごくわずかな近親者だけで火葬のみを行う葬儀の形態を言います。儀式的なことにこだわりを持たない人が増えてきたこともあり、選択されることが増えてきています。通常の葬儀と異なり、通夜や告別式がなく、ごくわずかな人数で済ますことにより費用が抑えられるという経済的なメリットがあります。
また、多くの人が弔問に訪れることもありませんので、受付事務などの煩雑な作業をする必要もありません。火葬のみになりますので時間的にもかなり節約できますので時間的なメリットも大きいと言えます。しかし、近親者以外にも葬儀に参列し、最後のお別れをしたかったと考える人が出てくる場合もあります。
そういう感情を持つ人にとったら呼ばれなかったことは大きな不満になる場合もあります。いくら時間やお金が節約できたとしても不満を持つ人が出てきたのでは後味の悪いものになってしまいます。そういったことを避けるためには、関係者の人たちに事前に説明し理解を得ておくことが大切になります。
また、例えば、葬儀の後でも弔問を望む人がいれば、それに応じられるようにしておくなど不満を持つ恐れのある人たちに対して何らかの対応しておくと良いでしょう。