2023年04月11日
生活の簡素化や付き合いの希薄化で参列機会の減少
高齢者の増加する社会なので国内全体では亡くなる人が増えているので葬儀件数が増えているはずです。ところが、葬儀が行われると一昔前までは一般葬が殆どで、故人の家族や親族の他に友人、知人及び職場の関係者や隣近所の人まで多数参列して大勢で故人をお見送りしたのが習慣でした。
しかしながら、バブル経済が崩壊した頃から日常生活全体に簡素化の流れが及んでくると次第に家族と縁の深かった人だけでこぢんまりと行われる家族葬が増えてきました。同時に、直葬も増えてきたようです。このため、友人、知人の多かった人でも参列する機会がすっかり減ったことを実感しているはずです。
また、友人、知人が亡くなっても喪主や親族の方から葬儀参列依頼の連絡がないので亡くなったことすら暫く分からずじまいのケースがあるようです。こうした風潮は社会全体で生活の簡素化の進む風潮に付き合いの希薄化が加わっているためだといわれています。
故人の配偶者や家族から何の連絡をもらえず、四十九日後などに喪中はがきで知らせてくれればましな方かもしれないようです。暑中見舞いや年賀状を送ったら初めて故人の家族などから亡くなったことを知らされて、寂しい思いをする人が増えているはずです。