2017年07月27日
無宗教の場合は塗りの本位牌をどうすれば良いか
一般的にお葬式の時は、塗りが施されていない白木の位牌が用意され、喪主はそれを胸に抱いて葬儀を行います。お葬式が終わった後は大切にお祀りして、49日の法要時に寺院などでお炊き上げをしてもいます。その後は塗りの本位牌をお祀りしますから、49日までの間に用意しなければなりません。
そして49日の法要などに合せ、開眼を行ってから安置する、といった流れになります。しかし、無宗教の場合はどうすれば良いのか、処遇に困る場合もあるかも知れません。例えば宗教に興味がなく、白木の物をお炊き上げした後、特に塗りの物を安置したくない場合は、強いてお祀りする必要はないでしょう。
49日以降に塗りの物を安置するか否かは、宗派によっても変わってきますから、絶対にお祀りしなければならない、という訳でもありません。塗りの物を用意する代わりに過去帳へ記入するだけの場合や、法名軸を用意する場合など色々あります。
ですから、無理に用意しなくても良いでしょう。それとは逆に、無宗教でも塗りの物を用意したいということであれば、俗名位牌として作ることも可能です。これなら生前の名前を記しますので、戒名や法名も必要ありません。
この方法で用意される方も最近では増えておりますので、選択肢の1つとして広まりつつあります。一方、戒名が欲しい場合は、お寺に頼みますと授けてくれますが、宗派によりましては法名という呼び名になります。大抵予約などが必要になるため、事前に問い合わせておきましょう。